地域による通夜料理の風習の違い
一般的にお通夜の後に故人を偲んで語らう時間をもちますが、そこでふるまわれる通夜料理には東西で大きな違いがあることをご存知ですか?
東日本では、遺族が参列者に寿司や煮物を振舞う習慣があります。これを「通夜ぶるまい」と呼びます。通夜ぶるまいには、遺族が料理を振舞うことで「故人の功徳(くどく)を積む」という意味があり、故人への供養となるのです。
一方、西日本では通夜の際に、親族や近親者のみで食事の席を囲みます。通夜ぶるまいのような習慣は一般的にはなく、参列者は焼香が終わったら基本的にはそのまま帰られます。
このように料理一つをとっても葬儀にはさまざまな作法や考え方があります。思わぬマナー違反を防ぐためにもその場の案内に従いましょう。自分の葬儀の常識にとらわれすぎないようにして、故人を偲びたいものですね。
- 更新日時:2018年10月4日|カテゴリー:ブログ