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京都大学カール・ベッカー教授(全葬連との産学連携調査)論文発表

このたび、2019年に全葬連・京都大学産学連携で行った「遺族の意識調査」結果をもとに、京都大学カール・ベッカー教授らが、論文「葬儀に対する遺族の不満が、その後の医療・福祉への出費に影響を与える~日本の全国遺族調査より」を執筆、医療系雑誌に掲載されました。
本論文は、死別悲嘆が深いと遺族の生産性は落ちて病気になりやすく、結果、医療費がかかる一方、納得いく看取りや葬儀ができればその傾向は軽減される等、葬儀と医療費や生産性との関係を科学的に分析したものです。

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カール・ベッカー氏

京都大学学際融合教育研究推進センター 政策のための科学ユニット 教授

諸文化の宗教( 死生観・倫理観)を理解し、治癒方法、倫理道徳、価値体系等の研究を通じて、日本独自の新しい対応方法の可能性を探求している。最近は、医療倫理学、バイオエシックス( 環境倫理学を含む生命倫理学)の問題を中心に研究を進めている。西洋医学の終末期治療等に対し、東洋思想の立場から「離脱体験」研究を行い、全米宗教心理学からアシュビー賞を、1986 年に国際教育研究会(SIETAR)から異文化理解賞を、2018 年にモスクワ精神分析大学院から名誉博士号を授与された。「日本的」な医療倫理と教育実践を目指し、生きがい感と自殺防止の関わり、患者中心のインフォームド・コンセント、事前指示、ホスピス、ターミナル・ケアや葬儀等の研究に取り組んでいる。

  • 更新日時:2023年02月3日|カテゴリー:
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